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全日本ロードレース選手権についておさらいしてみた
2024.10.21
こんにちは、リカです!
本日はリカの第906投をお届けします。
突然ですが皆さん、10月11日は何の日かご存じですか?もう終わっちゃってますが、豆知識として知っていただけたらいいなと思います。実は日本の歴の中で最も縁起の良い日とされている「天赦日」なんです!この日は「天が万物の罪を赦す日」とされ、何かを始めるのに最適な日とされています。例えば、財布を新調したり、宝くじを買ったり、結婚や引っ越しなどなど…何をやってもうまくいくと思えば、普段なら勇気がいる買い物なんかも思い切れちゃいそうですよね♪
2024年は7回天赦日があるらしく、今年最後の天赦日は12月26日だそうですよ!年を越す前に、リカも何か新しいことに挑戦してみようかな~と思っています✨皆さんも、挑戦したいことや天赦日ならではのエピソードがあれば是非リカに教えてください(*^^*)
さてさて話を戻しまして、本日のブログは「全日本ロードレース選手権」についてお話していこうと思います!2024年の全日本ロードレースは、3月の鈴鹿サーキットから始まり、開催されるレースも残りわずかとなりました。
開催スケジュールとしては
・鈴鹿2&4レース‐鈴鹿サーキット(3月9日~3月10日)
・スーパーバイクレースinもてぎ‐モビリティリゾートもてぎ(4月13日~4月14日)
・スーパーバイクレースinSUGO‐スポーツランドSUGO(5月25日~5月26日)
・筑波大会‐筑波サーキット(6月16日)
・もてぎ2&4レース‐モビリティリゾートもてぎ(8月24日~8月25日)
・スーパーバイクレースin九州‐オートポリス(9月7日~9月8日)
・スーパーバイクレースin岡山‐岡山国際サーキット(9月28日~9月29日)
・第56回MFJグランプリスーパーバイクレースin鈴鹿‐鈴鹿サーキット(10月26日~10月27日)
となっています。これまでのブログでも2024年のレースについてまとめてきているので、詳細が知りたい方は他のブログもチェックしてもらえたらと思います♪♪最近は実際のレースの内容だったりをまとめていたので、今回は全日本ロードレースという大会そのものに焦点を当てた回にしたいと思います!選手の紹介もしていくのでお楽しみに( *´艸`)ぜひ最後までお付き合いください!
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全日本ロードレース選手権とは?
「全日本ロードレース選手権」とは、全国のサーキットを舞台に争われる国内最高峰のモーターサイクルロードレース選手権大会です!全日本モーターサイクル協会、通称MFJが主催する大会で、国内外の多くのライダーにとっても重要かつ、世界選手権への登竜門としても知られています。1961年にMFJが設立されて、その翌年の1962年に第1回全日本ロードレース選手権が鈴鹿サーキットにて開催されました。1967年からはシリーズ戦がスタートし、全国のサーキットでレースが行われるようになったそうです!
レースに参加するためには、MFJが発行するロードレースライセンスが必要になります。あとでレースのクラスについてもご紹介しますが、このクラス別に必要なライセンスが異なるんだとか…
それぞれ簡単にご紹介すると、
・国際ライセンス:JSB1000クラス
・国際A級ライセンス:ST1000、ST600クラス
・国際B級ライセンス:J-GP3、JP250クラス
となっています。ライセンス取得のためにMFJが主催する講習会を受講したり、申請書を提出したりといろいろな手続きを踏む必要がありますが、MFJ公式サイトを見ると「思ったよりも簡単!ライセンス取得」と書かれていました!年間で約600もの大会が開催されているらしく、中には初心者さんでも安心して楽しめるイベントもあるそうです♪世界で活躍しているライダーさんだけではなくて、初心者さんも楽しめるのなら、頑張って取ってみようかな?って気持ちになりますよね。
ご興味ある方はぜひこちらのサイトもご覧ください!
▼日本モーターサイクルスポーツ協会公式HP
ライセンスの種類と取得条件ざっくりとライセンスのお話をしましたが、これを取得して各地方の選手権を勝ち上がったライダー達が、全国6カ所のサーキットを巡って日本チャンピオンをかけて戦います。年間王座はシリーズ各戦で獲得したポイントの合計で決まります。
このポイントは、各レースの順位に応じて配分され、
1位:25ポイント
2位:20ポイント
3位:16ポイント
4位:13ポイント
5位:11ポイント
の様になっており、6位からは1ポイントずつ減少した数が与えられます。この総合ポイントで年間ランキングが決まるというわけですね!もし総合ポイントが同じだった場合は、
1.上位入賞回数が多いライダー
2.最終戦の成績が上位のライダー
3.前年のランキング
4.専門委員会の最終決定
これらによって順位が決まるそうです。
そのため1戦1戦が本当に大事になってきますし、この全日本ロードレース選手権は短距離の中で速くゴールした人が勝利するため、速さがとっても重要になります。レースによって違いはもちろんありますが、大体15~25週の間くらい周回するそうです。実際に現地でレースを観戦すると、その速さに驚きます!見ごたえ十分なので、皆さんも一度生で観戦してみてはいかかでしょうか(*^^*)
続きましてさっきも少しだけ触れましたが、バイクレースのクラスについて説明していきたいと思います!
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クラス別にご紹介!
この全日本ロードレースは4つのクラスに分かれており、それぞれで単独のレースを行っています。クラスは、JSB1000クラスを最高峰に、ST1000クラス、ST600kクラス、J-GP3クラスがあり、それぞれ違うところも多々あるので1つずつご紹介していきますね~!
・JSB1000
このクラスは全日本ロードレースの最高峰クラスとも言われており、皆さんもよく耳にするであろうHondaやKawasaki、SUZUKI、YAMAHAをはじめとするBMWなどの国内外メーカーのマシンが登場するレースです。マシンの改造が可能なクラスであるため、ライダーさんの技術力だけでなく、マシンそのものの性能も重要になってきます!総排気量は1000㏄が主流で、市販ロードスポーツモデルをベースにレース仕様へ変更されたマシンで競い合います。
ちなみに2023年からは「ETS Renewa Blaze NIHON R100」という、カーボンニュートラルのレーシング燃料が使用されているため、環境にも配慮されています。このブログでも度々お話している鈴鹿8時間耐久ロードレースのトップカテゴリー、EWCクラスやスーパーバイク世界選手権に準じるマシンであるため、多くのファンが楽しみにしているレースなんですよ( *´艸`)
KPR三陽工業&RS-ITOHの 2人のライダーさんも、このクラスで戦っておられます。このクラスでは「ワークスチーム」と「プライベーターチーム」の2つのチームがあるのですが、三陽工業がRS-ITOHとタッグを組んで行っているKPR三陽工業&RS-ITOHはどちらのチームになるか皆さんご存知ですか?
正解は「プライベーターチーム」です✨
少しだけ説明すると、「ワークスチーム」はKawasakiをはじめとするバイクメーカーが仕事としてレースに参加しています。自社で製造している分、技術面も高いですし、レースに向けた改造などを仕事の一環としてできるため有利なんだそう。
一方「プライベーターチーム」はRS-ITOHのような町のバイク屋さんだったり、バイク好きな人たちで構成されたチームを分類して呼ばれます。レースで走らせることがメインの仕事ではなく、普段の仕事の合間にバイクの開発を行うので、そういった面でもやっぱりワークスチームが有利になってしまうそうです。
しかしKPR三陽工業&RS-ITOHのライダーさんたちは、今年のレースでも良い走りを見せてくれています(*^^*) また最近行われたレースについてもまとめていきますので楽しみにお待ちくださいね♪
・ST1000
続きましてST1000クラスです!
このクラスのマシンのベースはJSB1000と同じく、市販ロードスポーツモデルとなっています。総排気量は1000㏄が主流なので、JSB1000クラスとほぼ変わらないじゃん!と思われた方もいらっしゃると思いますが、ちゃんと違いもあります!実はST1000クラスで走るバイクは、レース仕様に改造できる範囲がとても狭く、ほぼ市販状態に近い状態のマシンで走るクラスなんです!手を加えられる範囲が狭いからこそ、マシン性能を最大限に引き出すスキルがライダーさんに求められます。JSB1000クラスは、マシンの高い性能+その性能を最大限に操ることのできるライダーさんの技術で戦うって感じですが、ST1000になると、ライダーさんの技術が勝敗を決めるっていう感じなんですね!同じ1000クラスなのに違いがあって面白いなと思いました(^^♪
・ST600
ST600クラスのベースマシンは、JSB1000やST1000クラスと同じく一般市販されているロードスポーツモデルで、総排気量は600㏄が主流となっています。こちらもレース仕様に手を加えられる範囲が狭いため、市販状態に近いマシンで戦います。このクラスもライダーさんの技術や戦略が重要ということですね!!
リカはバイクに一度も乗ったことがないので、1000㏄とか600㏄などの乗りやすさとかはわからないのですが、600㏄という排気量は扱いやすくて追求していくと、とても奥が深いそうです!そのため、スキルアップを目指す若手からベテランまで幅広い層のライダーがエントリーされているのが特徴です。若いライダーさんの急成長が見れるクラスとも言われているんだとか…!ベテランと若手の戦いって、応援している方も熱が入りそうですよね( *´艸`)
リカはいつもJSB1000クラスを見ているので、次の大会はST600クラスも注目して見てみようと思います!
・J-GP3
最後にご紹介するこのJ-GP3クラスは、全日本ロードレースの中で唯一レース専用マシンで争われています。そのため最初からサーキットでの走行を目的に設計が行われており、他のクラスのマシンにはあるようなヘッドライトなどの公道用部品が装備されていません。車体はとても軽くて、効率よくパワーを伝えるために精密に作られています。
レース専用のマシンということで、他のクラスにはないコーナーリングスピードの高さと、軽量なバイクの特性を活かした「スリップストリーム」による白熱したレースが見れるそうです(>_<)Hondaが市販するレーシングマシンNSF250RやKTMのRC250Rといった車両が参加しています。
13歳~19歳のライダーを対象に「J-GP3チャレンジクラス」や、大会ごとに「J-GP3特別参戦枠」が設定され、若手の育成も行われているそうですよ!レース用のマシンの速さってどのくらいなんでしょうか( *´艸`)J-GP3クラスについて調べているうちにどんどん気になってきちゃったので、次のレースはJ-GP3も要注目ですね!!
続いてはKPR三陽工業&RS-ITOHで走っておられる 2人のライダーさんをご紹介したいと思います!
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ライダーさんのご紹介!
1人目は柳川明さん!
鹿児島県出身で約30年以上もバイクに乗られているベテランライダーです!1997年から2001年までスーパーバイク世界選手権で戦われていました。日本人で初めての日本大会以外で勝利をおさめられた経験を持つ柳川さん。昨年は全日本ロードレース選手権においてフル出場され、今年は開幕戦鈴鹿サーキットとオートポリスのスポット参戦となっております。
実は8耐での練習の際に転倒し、骨折されています。そのため8耐の出場は叶いませんでしたが、先日のオートポリス戦で復活。怪我が完治していない中でもポイントを獲得する好成績を残されました👏✨2002年よりカワサキMotoGPテストライダーを務め、2004年からチームグリーン、2019年全日本ロードレース選手権JSB1000クラスにウィルレイズレーシングRS-ITOHで参戦されています。
もっと柳川さんのことを詳しく知りたい方は、ぜひこちらのオフィシャルサイトをご覧ください!
▼柳川明公式サイト
柳川さんオフィシャルサイト2人目にご紹介するのは佐野優人さんです!
大阪出身、27歳の若きライダーの佐野選手。なんと4歳でバイクに乗り始め、5歳で初めてレースに参戦されています。そんな小さな時からバイクに乗っておられるのだとびっくりですよね( ゚Д゚)
7歳の頃にミニバイクにステップアップし、10歳で鈴鹿サーキットトレーシングスクールに入校、同時にNSF100 HRCトロフィーに参戦された経歴を持ちます。
昨年はST1000クラスにフル出場し、今年からKRP三陽工業&RS-ITOHより全日本ロードレース選手権の最高峰・JSB1000クラスに参戦されています!今年の全日本ロードレースもフル出場なので、残りのレースも見逃せませんね♪
この2人のライダーさんが三陽工業の文字が入ったバイクに乗って、レースに参戦しています。ライダーさんやバイクの整備・セッティングを行うメカニックさんなど、たくさんのチームスタッフの方達がいるおかげで、三陽工業の名前が入ったバイクが走っています。このチームを支えてくださる皆様に心から感謝し、RS-ITOHの「Kawasakiへの情熱」と、三陽工業の「Kawasakiオートバイへ恩返ししたい」という想い、そしてライダーのレースに懸ける熱意、応援してくださる皆様の期待、その全てを乗せて、残りの試合も上位を目指して戦ってまいります。
残りの最終戦も怪我無く、全てのライダーさんにとって良いレースになることを願って、本日のブログを締めたいと思います!
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本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは今日はこのあたりで。
ほなね~、リカでした!
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