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第一種衛生管理者ってどんな資格?持っているとどんなメリットがあるの?
2024.10.11
こんにちは、リカです!
今回はリカの第903投をお届けします。
今日は「資格」のお話をさせていただくのですが、皆さんは何か資格を持っておられますか?リカは運転免許証しか持っておらず・・・。何か資格を取得したいと思っているところです。何かに向かって一生懸命勉強されている方ってとってもかっこいいなと思うんです。人って勉強していたり何かに必死に取り組んでいる時が一番キラキラ輝いていると思うんですよね~。リカの個人的な感覚なんですけどね💦なのでリカも何かに必死になってみたいと思います!!!
さて、三陽工業では、業務に役に立つ資格を保有していると手当てがついたりキャリアアップに繋がったりします。生産推進やHR事業部では、「第一種衛生管理者」、採用グループでは「キャリアコンサルタント」の試験がこれにあたりますね!皆さん、自分たちの働く環境をさらに良くしようと勉強に励んでおられます。
今日は、数ある資格のなかでも、三陽工業の中で取得を目指している人が多い第一種衛生管理者について紹介しますね(*^-^*)
こんな感じで進めていきたいと思います↓↓
・そもそも第一種衛生管理者とは何なのか
・試験の受験資格や難易度
・取得するとどんなメリットがあるのか
・どのように勉強すればいいか
・3か月で合格を目指す!合格に近づくスケジュール
・(番外編)勉強のモチベーションの保ち方.
そもそも第一種衛生管理者とは何なのか
突然ですが皆さんは、「第一種衛生管理者」という資格を皆さんはご存じですか?
第一種衛生管理者は職場の衛生管理を専門的に行うための国家資格です✨例えば、工場とかオフィスとかで働く人たちの健康を守るために、作業環境をチェックしたり、健康診断を実施したりする役割を担っています。みんなが安心して働く上でとても大切な資格で、三陽工業では拠点長以上の社員に取得が求められています。
▼3種類の衛生管理者
衛生管理者には3種類あって、それぞれの資格には異なる役割や選任できる業種があります。1. 第一種衛生管理者
第一種衛生管理者は、すべての業種で衛生管理者として選任することができます。特に、農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業などの有害業務を含む職場でも対応可能です。この資格を持っていると、幅広い業種で活躍できるので、非常に有用です。
(衛生管理者試験合格ガイドより引用)2. 第二種衛生管理者
第二種衛生管理者は、第一種に比べて選任できる業種が限定されています。具体的には、ビル管理、小売、宿泊施設など、有害業務が少ない職場で選任されます。初心者向けの資格で、まずはこの資格を取得してから実務経験を積み、第一種衛生管理者を目指す人も多いです。
(衛生管理者試験合格ガイドより引用)3. 衛生工学衛生管理者
衛生工学衛生管理者は、さらに専門的な資格で、特定の有害業務を行う事業場で必要とされます。例えば、多量の高熱物体を取り扱う業務や、有害放射線にさらされる業務などです。この資格を取得するためには、第一種衛生管理者の資格を持っていることが前提となります。
(衛生管理者試験合格ガイドより引用)つまり、第一種衛生管理者では全ての業種で選任可能で、第二種衛生管理者では有害業務が少ない業種で選任可能、衛生人工衛星管理者は特定の有害業務を行う事業場で必要な資格となっています。
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試験の受験資格や難易度
▼受験資格
受験するためには、学歴や実務経験が必要です。例えば、大学を卒業している場合は1年以上の実務経験が必要で、高校を卒業している場合は3年以上の実務経験が必要になります。実務経験は、例えば健康診断の実施とか、作業環境の測定とか、そういう仕事をしていることを指します。- 大学卒業者: 大学(短期大学を含む)または高等専門学校を卒業し、その後1年以上の労働衛生の実務経験があること。
- 高等学校卒業者: 高等学校または中等教育学校を卒業し、その後3年以上の労働衛生の実務経験があること。
- その他の学歴: 高等学校卒業程度認定試験に合格した者や、外国で12年の学校教育を修了した者などで、その後3年以上の労働衛生の実務経験があること。
- 実務経験のみ: 10年以上の労働衛生の実務経験があること。
衛生管理者は職場の衛生管理を専門的に行う資格者ので、理論的な知識だけではなく実務経験も求められます。その為、一般的には仕事と兼任しながら勉強する事が求められるハードな資格です。
三陽工業の社員にも、業務時間外にこの資格の勉強をしている社員がおり、合格に向けて通常業務と並行しながら勉強を頑張っています。
目標に向かって頑張る人は本当にかっこいいです!リカもそのような社員さんがいるという話を聞いたとき、もっと三陽工業の魅力を多くの人に伝えていけるように頑張ろうと、パワーをもらえます(*^^*)
▼「第一種衛生管理者」取得の難易度
第一種衛生管理者の試験は、全国の各試験センターで毎月1∼3回行われています。合格確率は40%ほどと、高いのできちんと頑張って勉強すればとれる資格となっています。- 労働衛生(有害業務に係るものとそれ以外)
- 関係法令(有害業務に係るものとそれ以外)
- 労働生理
全44問、上に記載した3つの内容で試験が構成されています。
合格基準は、各科目ごとに40%以上、全体で60%以上の得点が必要です。
一般的に合格に必要な勉強時間は100時間!!1日1時間の勉強を3か月続ける事でこの勉強時間を達成することが出来ます(*’ω’*)もちろん、個人差があるのであくまでも目安程度にしていただけますと幸いです。
他の国家試験と比べると、第一種衛生管理者試験の難易度は簿記3級程度だと言われています。簿記3級は、基本的な会計知識を問う試験であり、比較的取り組みやすい資格です。
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取得するとどのようなメリットがあるのか
それでは、第一種衛生管理者を取得すると具体的にどのようなメリットがあるのかについてご説明します!まずは、キャリア面でのメリットです。
・ 企業からの高い需要
労働安全衛生法により、従業員が50人以上いる事業所では衛生管理者を選任することが義務付けられています。このため、第一種衛生管理者の資格を持っていると、企業からの需要が非常に高くなります。特に、製造業や建設業などの有害業務を含む職場では、第一種衛生管理者が必要とされるため、資格を持っていることで就職や転職の際に有利になります。・キャリアアップの可能性
第一種衛生管理者の資格を持つことで、企業内でのキャリアアップのチャンスが広がります。衛生管理者としての役割は、職場の安全と健康を守るための重要なポジションです。このため、資格を持っていることで、昇進や責任あるポジションへの就任が期待できます。また、衛生管理者としての経験を積むことで、さらに上位の資格や専門的な役職への道も開けます。・社会的な信頼性の向上
第一種衛生管理者の資格を持っていることは、専門的な知識とスキルを持つ証明となります。これにより、同僚や上司、取引先からの信頼を得ることができ、職場内外での評価が高まります。また、衛生管理者としての活動を通じて、社会全体の労働環境の改善に貢献することができるため、社会的な意義も大きいです。・自己成長とスキルアップ
衛生管理者の資格を取得するためには、労働衛生、関係法令、労働生理などの専門知識を学ぶ必要があります。これにより、自分自身の知識やスキルが向上し、自己成長につながります。また、資格取得後も継続的に学び続けることで、最新の知識や技術を身につけることができ、プロフェッショナルとしてのスキルアップが図れます。・安定した収入
衛生管理者の資格を持っていることで、資格手当が支給されることがあります。これにより、基本給に加えて安定した収入を得ることができます。また、衛生管理者としての経験を積むことで、将来的にはさらに高い収入を得ることも可能です。第一種衛生管理者は、企業からの需要も高く将来性もある資格だということですね!また、第一種衛生管理者は資格の更新手続きが不要な点もメリットの1つです。まさに一生ものの資格で、資格取得後は安心して長期間にわたり活用することができます。
▼三陽工業で第一種衛生管理者を取得すると…
結論として、三陽工業で第一種衛生管理者を保有していると毎月数万円~10万円ほど上昇する事があります。もちろん、資格手当としていっきに10万円ということではなく、資格を保有していることでキャリアアップにつながり、結果として10万円上昇する可能性があるということです。
三陽工業では、原則拠点長になるためには第一種衛生管理者を取得しなければならないので、目指したい!という方は少しずつ勉強を始めてみるのもいいかもしれません。どのように勉強すればいいのか
▼勉強する必要のある内容
1.労働衛生
労働衛生とは、従業員が健康で安全に働けるように、労働の環境や条件を整えることを指します。例えば、重い荷物を持つ際の正しい姿勢を従業員に指示することなども作業を安全に行う上で必要なことですよね(*^-^*)管理者はこれらの知識を正しく身に着けて活用する必要があるため、しっかりとした勉強が求められます。また、第一種衛生管理者の場合は、有機溶接業務や粉じん作業など有害業務に携わる場合もあるので、有害物質の種類と影響についても学習する必要があります。しっかりと暗記して、過去問で反復練習を繰り返すことで理解を深めましょう(*^-^*)
2.関係法令
労働安全衛生法や労働基準法などの法令を学びます。機械や設備の安全基準や、労働者が健康で安全に業務にあたるための決まり事についても学習する必要があります。難しそうな言葉が沢山でてくるイメージの強い関係法令ですが、法令の条文を読み込み概要を理解する事で、過去問からの傾向を掴みやすくなり対策することが出来ます。3.労働生理
人体の機能や健康管理について学びます。労働による疲労の種類とその予防方法など、健康に関する知識を深める必要があります。ストレス管理や睡眠の重要性などは私生活でも役に立ちそうですよね(*^^*)この3つの内容について勉強する必要があります。YouTubeなどにも解説動画がアップされているので、一度調べてみてトライするのもいいかもしれませんね!衛生管理者試験は、月に1~3回ほど行われているので、受験するチャンスが沢山ある事も魅力の一つです。自身の学習スケジュールにあわせて受験のタイミングを決めるとよいでしょう。
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3か月で合格を目指す!合格に近づくスケジュール
一般的に、第一種衛生管理者試験に合格するには100時間の勉強が必要であるとされています。これは、3か月間1日1時間勉強すれば達成できる時間なので、ここでは実際に学習スケジュールをどの様に立てれば合格近づけるかをご紹介します。
初月:基礎固め
- 週1-2日:試験範囲の把握
- まずは試験の範囲を把握し、使用する参考書や問題集を選びます。試験の概要や出題傾向を理解することが重要です。
- 週3-4日:基礎知識の習得
- 参考書を読み進め、基礎的な知識を身につけます。特に重要なポイントや頻出問題をチェックしながら進めましょう。
- 週末:復習と確認テスト
- 1週間の学習内容を復習し、確認テストを行います。理解が不十分な部分は再度学習します。
2か月目:応用力の強化
- 週1-2日:過去問題の分析
- 過去問題を解き、出題傾向や自分の弱点を把握します。解答解説を読み、理解を深めます。
- 週3-4日:応用問題の演習
- 応用問題や実践的な問題を解き、応用力を養います。特に苦手な分野に重点を置いて学習します。
- 週末:模擬試験
- 模擬試験を実施し、本番さながらの環境で練習します。時間配分や解答スピードを意識して取り組みます。
3か月目:総仕上げ
- 週1-2日:総復習
- これまで学習した内容を総復習します。特に重要なポイントや頻出問題を再確認します。
- 週3-4日:模擬試験とフィードバック
- 模擬試験を繰り返し実施し、解答の精度を高めます。模擬試験後は必ずフィードバックを行い、間違えた問題を再度学習します。
- 週末:最終確認
- 最後の週末は、試験直前の最終確認を行います。体調管理にも気を配り、リラックスして試験に臨みましょう。
仕事と勉強を両立させることは簡単ではありませんが、このように3か月頑張る事で自分の将来の可能性を広げることが出来ます(*^^*)ただ闇雲に机に向かうよりもしっかりとスケジュールを立てて勉強に取り組む事で、気持ちや時間も余裕が生まれ、充実した私生活を送ることが出来ます。
通勤時間や休憩時間を利用して、スマホアプリや過去問サイトで勉強することで、より効果的に知識を身に着けることが出来るので、是非やってみてくださいね☆彡
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(番外編)勉強のモチベーションの保ち方
資格取得の際の勉強に大切なのは、スケジューリングと気分転換です。闇雲に根性だけで机に向かってしまうと、行き詰った時に勉強自体が嫌になってしまい机に向かう機会が減ってしまします。せっかく勉強を頑張ろうとしていたのにそれでは勿体ないですよね…💦
長期的に計画を立てて学習を行う事で、頭にも入りやすくなり私生活のバランスもとることができるので、どの勉強をする際もまずは、学習計画を立てる事をおススメします。
いいや、それでもやれる時にがんばりたいんだ、という考えの方もいらっしゃると思います。そのような方でも一度、計画を立てるだけ立ててみて、目標達成にはン位が必要なのか明確することで、これからの勉強に取り組みやすくるんですよ(*^^*)
しかし、どうしても長期的に勉強をしているとどこかで行き詰る日も来てしまいますよね。そんな時は勉強する環境を変えてみる事もおススメです☆彡カフェやワーキングスペースなど、家以外にも勉強できる場所が多いので是非行き詰った際にはコチラを利用してみてください!
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まとめ
今回は、第一種衛生管理者についてご紹介しました。
試験勉強は大変ですが、何かに頑張って取り組める人は本当に素敵です!合格後の自分をイメージして、時には休憩や気分転換もしながら頑張って下さいね(*^^*)
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本日も最後までご覧いただきましてありがとうございました!
それでは、今日はこのあたりで。
ほなね~リカでした!